昨今、AIやらChatGPTやら色々流行っていますが、なかなか触る時間を確保できない人が多いのではないでしょうか。私もその中の一人です。
それでもやっぱりAIはなんかかっこいい。できるようになりたい。
そこで今回は「PLAUD NOTE」というAIを使った文字起こし機能が付いた音声録音デバイスがあったので、検証してみました。
1.PLAUD NOTEの説明
PLAUD NOTEは音声録音と文字起こし、要約、そしてマインドマップ生成が可能な音声メモデバイスで、
主に会議の議事録やインタビュー、講義といったシーンで活用されることが多く、
スムーズな情報整理と共有をサポートするのに役立ちます。
2.録音の品質
PLAUD NOTEは音声録音デバイスとして優秀で、クリアな音質で録音できるのに驚きました。
社内会議で使用してみたところ、離れた位置(約3m)からの音も十分に拾い、聞き返しても内容がわかりやすかったです。
また、雑音が多い場所での録音も試してみたのですが、AIノイズキャンセリング機能のおかげで、録音を聞き返す際にもクリアな状態で録音できているのが確認できました。
3.文字起こしの精度
文字起こしの精度についてもかなり満足のできるレベルでした。
特に標準的な速度で話しているときは、ほとんど手直しが不要なほど精度が高いです。
しかし、早口や方言がある場合には、誤認識が多々発生することがあり、
特にITには多いですが、専門用語を含む場面では文字起こしの精度が極端に下がります。
文字起こし後は簡単に編集ができるので、気になる箇所を手動で修正することが可能です。
4. 要約機能とマインドマップ
PLAUD NOTEには録音データを要約する機能もついています。
特に会議などの内容が複雑である場合には、要約機能でポイントを整理できるのは大変便利です。
例えば、60分の会議を録音した後に要約を生成してみると、約10個の議題に分かれて要約がされており、情報も整理されている為、会議後の共有にも役立ちました。
また、要約をマインドマップで視覚化する機能もあり、アイデアを関連付けて整理するのに役立ちます。
視覚的な整理が加わることで、内容がより理解しやすくなるかと思います。
精度としてはまだ伸び代がありますが、うまく活用することでより生産性をあげることができそうです。
5. 学習やリサーチのサポートとして
勉強会でも試してみましたが、PLAUD NOTEは学習ツールとしても有効です。
勉強会の内容をすべて録音し、自動で文字起こしを取ることで、後から聞き返すこともできますし、要点も見直せます。
また、後で重要な箇所だけをピックアップする要約機能は、後日の振り返り勉強などにも活用しやすいと感じました。
さらに、文字起こしや要約された内容をスマホのメモアプリにエクスポートするなどして別のデバイスでも確認できるようにすれば、移動時間や隙間時間に復習することもできます。
6. 音声管理とノイズ対策
雑音の多い環境でも、音声をきれいに録れるAIノイズキャンセリング機能も試しました。
外出先のカフェのようなざわついた場所で録音してみましたが、
後から再生したときにノイズが非常に抑えられていて、かなりクリアな音で再生されました。
録音後にノイズ除去機能を手動で調整できるのも便利で、カスタマイズ性が高いです。
例えばインタビューを録音するとき、相手の声が中心になるようノイズのレベルを調整しておくと、後で内容確認がしやすくなります。
7. 改善箇所
全体的に満足度は高いものの、いくつかの改善点もあります。
特に、長時間の会議や講義では、バッテリーの持ちがやや課題に感じる場面もありました。
毎日充電をすれば問題無いですが、2、3日充電せずに連続して利用をしようとすると充電切れになります。
頻繁に使用する場合にはモバイルバッテリーが必要です。
また、文字起こしの際、固有名詞や特殊な用語では認識が不安定になる場面もありますが、今後のアップデートに期待したいところです。
総括
まだまだ改善点はあるものの、現状の機能だけでも日常を便利にするには十分だと感じました。
特に、法人での会議の議事録には良い効果を発揮するでしょう。
録音だけでなく、文字起こしと要約の部分を、是非手に取って利用してみて欲しいです。
以上、「PLAUD NOTE」のレビューでした。